上高地 河童橋付近より穂高連峰眺め
上高地 明神池
上高地 横尾
上高地 横尾
上高地 横尾山荘付近
上高地 豚スタミナ丼
【日本/上高地】
上高地は明治時代にイギリス人ウエストン自らが登頂した穂高連峰と槍ヶ岳のすばらしさを世界に紹介し、現在では年間100万人以上訪れるようになった、日本最初の山岳リゾートです。4月下旬から11月中旬までが開山期間。毎年多くの観光客で賑わっています。自然保護を目的として上高地へのマイカー規制を行っていますが、マイカー用駐車場からは乗り合いバスやタクシーが出ているので不便はありません。なお、貸切ハイヤーであれば、上高地内のバスターミナルまで入ることができます。
上高地は中部山岳国立公園に指定されており、観光客から本格的な登山客まで訪れる景勝地。整備された遊歩道からは3000メートル級の山々を間近に望むことができます。また、アルピニスト憧れの槍ヶ岳などの登山道の入り口の一つでもあります。日帰り客も多いのですが、山の天候ということもあり穂高連峰が望めることは少ないので、できれば2泊くらいで計画されるのがお勧めです。観光客の少ない早朝散歩や、横尾までのトレッキングなど、じっくりと上高地の自然をお楽しみいただけます。
歩きなれている人なら河童橋から梓川左岸を横尾まで行く片道11キロ、約3時間のハイキングコースが人気です。なだらかな道ではありますが横尾に近づくにつれ石がゴロゴロしてくるためしっかりとしたトレッキングシューズは必要です。往路は明神池に立ち寄るのがお勧め。明神池は3つの池でできており、穂高神社境内にあります。湧き水のため真冬でも凍ることはありません。湖面に山が映り、耳を澄ませば風に揺れる木々の音と、鳥のさえずりだけの世界。とても神秘的な池でパワースポットとしても知られています。道中、徳澤園、横尾山荘といった山小屋もあり、麺類などの軽食や山小屋グッズのお買い物も楽しめます。また、横尾は北アルプス登山の起点となっており、これから登頂する人と下山した人が集まる場所。ここから先に行くには、本格的な登山装備が必要となりますが、本格的な登山はしなくても、ここにいるだけですっかりアルピニストの気分に。横尾山荘で、豚スタミナ丼をいただいて、しっかり腹ごしらえして河童橋へ戻りましょう。
もっと気楽に上高地を楽しみたい方は河童橋から田代池や大正池までのコースがお勧めです。ほとんど平坦で、スニーカーでも歩ける。ただし、雨あがりはぬかるみもできるので、できるだけ防水の利いた靴をご準備されると安心です。
上高地には宿泊施設がいくつかありますが、河童橋付近が便利です。また、上高地帝国ホテルは、河童橋から少し離れてはいますが、貸切ハイヤーであればホテル前まで行くことができます。おすすめシーズンは新緑の美しい5月下旬~6月上旬、花が多い7~8月、紅葉は10月上旬から。人気の観光地ですので特に土日や夏休み期間はお早目に計画なさってください。