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2つの目的にこだわったインド旅行

2020年6月11日

2019年2月

 

インドには行ってみたいが、汚い、危険、騙される等、負の要素があまりに多いのでなかなか行けなかった。

数年前にも1度行こうと思って、パッケージツアーに申込んでいたが直前に具合が悪くなって断念。

やはりインドには縁がないのだ。と諦めていた。

そんな折、知人の突然死を知り、いつまでも若いと思うな、思って時に行動しないと後悔する。

と思い立ったのが今回のインド旅行。目的は2つ。タージマハルと宮殿ホテルに泊まること。

 

インド旅行 1タージマハル インド旅行 2宮殿ホテル

 

かつて断念したインドのコースはゴールデン・トライアングルと呼ばれる定番コース。

今回もそれを基本に無理なく、安心、安全をモットーに、思い切ってプライベートカーをチャーターしてまわることにした。

季節は2月、暑くもなく寒くもなく、ちょうどよい気候。といっても直射日光はきつかったので長袖、帽子、サングラス

などは必須アイテムだった。

 

デリーから入国してアグラへ。ホテルは全室からタージマハルが見える「ジ オベロイ アマルヴィラス」(The Oberoi Amarvillas)。

インドはどこへ行っても、鮮やかな花飾りで歓迎してくれる。

しかもホテルスタッフは美男美女そろい。まるでインド映画のスターに出迎えてもらっているような気分だ。

 

インド旅行 3オベロイ中庭 インド旅行 4オベロイWelcome

 

噴水のある広場(まるで遺跡)をぬけてレセプションへ。ロビーの先には広大な緑が広がり、その先に純白のタージマハルが見えた!

もちろん部屋のテラスからも同じ景色が広がっていた。

翌朝、やわらかなオレンジ色の朝日に、少しずつ照らし出されてくるタージマハルを見たときは本当に来てよかったと思った。

 

インド旅行 5オベロイロビーからの眺め インド旅行 6オベロン(朝のテラスからの眺め)

 

1つ目の目的タージマハルへ。

タージマハルの入り口までは許可された車しか入ることが出来ない。この距離がかなりある。

観光客はひたすら歩くか、乗り合いの車でぎゅうぎゅう詰めにされて移動するか。

しかしアマルヴィラスはタージマハルまで一番近い場所にあるホテルなので、バギーで送迎してくれる。

事前調べではここまで知らず、これはかなり楽だった。

真っ白なタージマハル。写真でない、TVを通してでもない、自らの目の前にあるタージマハルを見たときの感動は今も忘れられない。

アグラではとにかくタージマハルをゆっくり、とことん見て、たくさんの写真を撮って大満足した。

 

インド旅行 7タージマハル インド旅行 8タージマハル

 

 

2つ目の目的は宮殿ホテル。

ジャイプール、別名「ピンクシティ」。町のシンボル「風の宮殿・ピンクパレス」をはじめいまも

マハラジャ子孫の住むシティパレス、アルベール城、階段井戸など見どころも豊富。

 

インド旅行 9ジャイプール風の宮殿 インド旅行 10ジャイプール(ジャンタル・マンタル天文台)

 

さらにここにはジャイマハールパレス、ラージパレスなど5つ★パレスホテルが多い。

身は一つ、短時間滞在ゆえ、今回はゴージャス、ラグジュアリーという形容詞がぴったりのタージ・ランバーグパレスにした。

マハラジャの邸宅を改装したもので、世界のセレブ御用達ホテル。

セレブと同じような日常生活はできないが、同じ体験が出来るのがデラックスホテルの良いところ。

 

インド旅行 11宮殿ホテル インド旅行 12宮殿ホテル中庭

 

大通りから入るエントランスが広くて長くて、やっと到着した正面玄関は迎賓館そのもの。

美人スタッフに出迎えられてフロントへ。デスクは2つ、いすに座ってゆっくりチェックイン。

ラグジュアリーホテルのチェックインはプライベートデスクで行うか、または部屋で行うか、が必須条件。

中庭は夜になるとライトアップされ、見事なものだった。

部屋はシックな色合いで、磨かれた調度品に囲まれた、まさに歴史を感じさせるクラシックな趣。

でもそれが重く感じない。天井が高く、バスルームは明るく使い易い。

今宵はマハラジャになって過ごそう。

 

インド旅行 13宮殿ホテル ベッドルーム インド旅行 14宮殿ホテルリビング

 

夕食前に庭を散策、屋外レストランではインドの伝統音楽の生演奏が聞けた。

翌朝が、またすばらしかった。どこまでも広い庭には孔雀は集まって、優雅にお散歩。

町の中心にあるというのに本当に静かで、植物園の中にいるようだった。

 

インド旅行 15宮殿ホテル 庭 インド旅行 16宮殿ホテル 2

 

旅の印象はホテルで決まるといっても過言ではない。

疲れた時に癒せる場所であるべきで、そこで嫌な思いは絶対したくない。

Welcome、と心から迎えてくれる気持ちの良さ。それでこそ、訪問地が思い出に残るというものだ。

ホテルの選択は絶対間違えてはいけない。

そして車やガイドの手配も大切な要素だ。

今回のリージェンシーグループさんは友人からの紹介であったが、

ガイドのPawanさんは日本語が上手で歴史、習慣、料理なんでも答えてくれた。

とても良い人を選んでくれた。

インドはもう2度と来ることはない。と思っていたが、その長い歴史と今に残るたくさんの

素晴らしい遺跡に、少し予備知識をつけたうえで、もう一度来てみたいと帰路の機内で思った。

 

インド旅行 17宮殿ホテル中庭夜

 

T.Takahashi