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世界遺産「白川郷・五箇山の合掌造り集落」を一日で巡る

2026年1月25日

白川郷と五箇山、どちらに行くべきか?その疑問、解決します

 

 飛越地方の白川郷と五箇山にある合掌造りの集落群は、1995年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録され、日本では6件目の世界遺産となりました。
 岐阜県の白川郷、富山県の五箇山。どちらも昔話のような民家群を見られる風景で有名ですが、限られた旅程のなかでどちらに行こうか迷われる方も多いのではないでしょうか。

 実はこの二箇所は、距離的には車で40~60分前後とそれほど離れておらず、一日で回ることが可能です。そして、似ているようで、どちらにも甲乙つけがたい長所があります。とはいえ、世界遺産バスなどの公共交通機関を利用して回ろうとすると、出発時間に縛られ、自由なペース配分が難しいところではあります。それに、一流のホテルやダイニングを訪れるラグジュアリーな旅行では、移動手段もゆったりしたものであってほしいもの……。

 

 そんなときにおすすめしたいのが、丸一観光さんのLUXNODO(ルクスノード)というサービスです。「移動時間も金沢時間に」というキャッチコピーのとおり、やすらぎとくつろぎに満ちたハイヤーでの移動を提供されています。
 車種も、着物で乗り降りしやすいプレミアムなグランエース、ビジネスクラスのようなリクライニングが快適なアルファードなど、どれも乗り心地はお墨付き。そして雪の金沢であっても、地元を知り尽くしたドライバーさんのスマートな運転で、安心安全な旅を楽しむことができます。
 このサービス、「金沢時間」の名の通り金沢市内の観光で使われる方が多いと思われますが、実は金沢から出発して、五箇山と白川郷を周遊することもできるのです。

 

 

 今回はLUXNODOを利用して、一日で五箇山と白川郷を実際に巡ってきましたので、そのレポートをお届けします。ホテルの入口まで迎えに来てくださるアルファードに乗り込めば、暖房とシートヒーターで車内はぽかぽか。シートも足を伸ばせて快適です。
 まずは五箇山へ。金沢駅前のホテルからおよそ一時間の道のりです。五箇山の名の由来は、五つの谷間(やま)から構成された集落群の総称といわれ、加賀藩政時代には約70もの集落があったそうですが、現在は相倉合掌造り集落と菅沼合掌造り集落がユネスコの世界遺産に登録されています。

 まずは相倉合掌造り集落へ。この集落には新旧民家と寺、道場、合掌小屋を合わせて約20棟の合掌造りの建物があり、18世紀に建てられたものから明治に建築されたもの、平成に復元されたものまで、合掌造りの進化の歩みを見ることができます。氷見地方の大工集団である大窪大工の技術によって、養蚕や和紙の家内制手工業を行う必要性や、居住空間を広げたり冬を乗り越えたりする必要性に応じて、合掌造りの工法も発展してきたのでした。
 全体としては適度な広さがある集落で、少し離れたところから眺めればまさに日本むかし話のような風景を見ることができます。お土産屋さんや茶店もぽつりぽつりと存在します。人が住んでいらっしゃる民家は11棟とのことで、観光客も多すぎず、のんびりとした雰囲気を楽しむことができる集落でした。

 

 

 次は、車で20分の菅沼合掌造り集落へ。駐車場からは歩いて集落に降りていくこともできますし、エレベーターで一気に降りることもできます。こちらの集落には9棟の合掌造りの建物があり、より「隠れ里」といった雰囲気。コンパクトながら、お土産屋さんと食事処もあり、ちょうどお昼どきだったこともあって、こちらでお蕎麦と五平餅をいただきました。相倉と同じく静かな雰囲気の中、雪化粧の茅葺き屋根を見ながらいただく胡桃味噌の五平餅は、思い出の味となりました。

 

 

 最後に、県境を越えて白川郷へ向かいます。この日は年末だったのですが、白川郷の駐車場に向かう道路が、集落の少し手前からとんでもない大渋滞。そこは観光地をよく知るドライバーさん、私たちを集落まですぐのところで下ろしていただき、周遊しているあいだに車は駐車場へ向かっておいていただく、という効率的なプランをご提示いただきました。
 おかげさまで集落に楽々たどり着くことはできたのですが、町の中は人、人、人の大混雑。白川郷の合掌造り建築の数は59棟、五箇山に比べると圧倒的に大規模な集落で、いわゆるメインストリートにはお土産屋さんや食べ物屋さんが立ち並んでいます。合掌造りをゆっくり見ながら歩くというよりは、軽井沢や由布院の観光通りを歩いている感覚に近いなと思われました。
 こういった雰囲気もまた面白いものです。能登牛のコロッケや牛串には賑やかな行列が絶えず、一方で、国指定重要文化財の家屋や郷土館などの文化施設にも人が集まっています。帰りの駐車場にたどり着くまでの一本橋で、また大行列。長期休暇などのハイシーズンの白川郷では、お手洗いには計画的に行くことをおすすめいたします。

 

 

 

 白川郷を離れ、金沢市内まで一時間ちょっと。一日で五箇山、白川郷を楽しみ、だいぶ余裕をもって帰ってくることができました。
 総括すると、五箇山は静かな雰囲気を楽しみたい方に、白川郷は賑やかな雰囲気を楽しみたい方におすすめです。また、時季と状況にもよると思いますが、五箇山はどちらかというと欧米系の旅行者が多いのに比べて、白川郷はどちらかというとアジア系の旅行者が多い印象がありました。
 どちらかに行くのももちろん良い選択だと思います。しかし個人的には、2025年は世界遺産登録30周年ということもあり、せっかくだからと両方の集落を体験できたのは、やはりとても良い経験となりました。
 そして、LUXNODOのおかげで、移動中はずっとウトウトしてしまうほど快適な旅路でした。これだけの移動距離にもかかわらず、疲労感はゼロ。金沢からの世界遺産訪問をお考えの方には自信を持っておすすめいたします。