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徳島「にし阿波」の魅力 -その2-癒しの湯

2021年5月13日

徳島「にし阿波」の魅力 -その2-癒しの湯

 

 

祖谷周辺には、いくつかの温泉宿があります。

日本全国、温泉はどこにでもありますが、お湯が良くて、ロケーションが素晴らしいこのエリアの露天風呂は、かなり高評価です。

例えば「ホテル祖谷温泉」の露天風呂へ行くには、山の中腹に建つフロアから、自慢のケーブルカーに乗って川べりに降りていきます。

ケーブルカーは自動運転ですが、出発地点には管理室があり、係員の方が常駐という本格的なものです。かなりの急こう配で、先頭に座ると深く切り込んだ谷に落ちていくような気分ですが、両サイドには桃や山桜、紅葉があり、露天風呂までの楽しみが倍増します。

お湯は四国ではめずらしい源泉掛け流し、アルカリ性単純温泉。

このお湯は、肌への刺激が少なく、「すべすべ」する感触があるのが特徴です。

(同種のものは岐阜の下呂温泉)

効用は自律神経不安定症や不眠症、うつ状態など、まさにコロナ渦でストレスをため込んでいる方には最高の湯、まさに日本三大秘境を眺めながらの「癒しの湯」です。

ホテル祖谷温泉には露天風呂の他も最近リニューアルされた雲遊天空の湯もあり、こちらはインフィニテイな大浴場です。

 

ホテル祖谷温泉 外観 ホテル祖谷温泉 ケーブルカー

ホテル祖谷温泉 温泉 ホテル祖谷温泉 温泉

 

また「ホテルかずら橋」の露天風呂はケーブルカーで登っていく、その名も天空露天風呂。

朝は雲海を見下ろし、夜は満点の星を仰ぎ、天空の郷の景色を眺めながら、ゆったりした時間を過ごすことが出来ます。もちろん大浴場もプライベートで貸し切れるお風呂もあります。

さらに2021年4月には露天風呂付客室が2部屋新設されました。

 

こうした老舗宿の他に近年オープンした全室露天風呂付の「祖谷美人」もあります。こちらも渓谷を眺めながらの源泉掛け流しの温泉でゆっくりできる宿ですが、部屋は信楽焼の陶器露天風呂と檜露天風呂の二種類あり、早い予約でしたら、好きな部屋を選ぶことができます。

和室2部屋に各々露天風呂が付く、ホテルでいうコネクテイングルームのような使い方のできる特別室は三世代家族や友達同士二家族で使うのに便利です。さらに離れスイートは和洋室に陶器と檜露天風呂、渓谷を見渡せるテラス、囲炉裏の個室(食事処)まである、まさにプライベートで祖谷を満喫できる最適な部屋です。

 

ここは日本のチベットとも呼ばれるような山奥ですから、昔は温泉に来る人は、それほど多くは、なかったのかもしれません。しかし現在、日本はもとより、世界からの注目度も高くなっている割に宿数、部屋数が少ないのが、難点のようです。

 

 ホテル祖谷温泉

 

特に桜や紅葉の時期はかなり早い時期からの予約が必須となります。

いずれの宿も景勝地を生かした造りで眺めが良く、身体にも心にも優しいお湯、さらに、でこまわし、鮎やあめごの塩焼き、祖谷そば、そば米雑炊、ぼけあげ、岩豆腐、ジビエ料理などの郷土料理をいただくことができる、まさに非日常を存分に体験できる癒しの温泉です。

 

 

-その3-日本の桃源郷 へ続く