2020年6月11日
ガストロノミーな旅を続ける中、今回訪れたのが、フランスでもスイスに近い、サヴォア県・マニゴにある、
“ラ メゾン デ ボア – マルク ヴェイラ ”。
時期は、7月。リヨンから入ってマルセイユまで抜けるフランス・美食の旅。
まずは今回の美食の旅・目的の一つ、ラ メゾン デ ボア – マルク ヴェイラへ。
リヨンから車で、アヌシー湖(世界一透明度が高い湖としても有名)を抜けてマニゴに向かう。
移動距離は、約150㎞。途中アヌシーでランチをとる。時間にして約3時間。
切り立った岸壁がせまるような山間の道を抜けて標高1800mのマニゴに到着。
部屋は、8部屋のみのオーベルジュ。2020年には、3部屋程追加するとかで、新しいコテージの準備も進んでいる。澄み切った空気が美味しい。早速、ホテルまわりを案内してもらう。
地下には、鶏、牛を飼う飼育場(牛は、オーベルジュの隣でほぼ放牧状態)や野菜、ハーブの貯蔵庫、チーズ熟成室、ワインセラーがあった。
また、マルク・ヴェイラシェフの祖父が使っていた道具もそのまま保管され全てが地産地消、今で言う、サステナビリティそのもの。
部屋、というより独立したコテージに案内されて目に飛び込んだのが、自然を感じさせるウェルカムギフト。
いよいよ待ちに待ったディナー。
まずは1階のサロンでアペリティフを。そして2階のレストランへ。
厨房や客席でも黒い帽子、黒いジャケットに丸眼鏡のいつものシェフが迎えてくれた。
メニューはなく、シェフのお任せ。自然味あふれる素材を、最新技術を応用したメニューの数々。
まさに、ここまで来て、ここでしか味わえない料理そのもの。
堪能して部屋にもどって、見上げた空には満天の星。そして至福の中眠りにつく。
朝食はさらに圧巻! テラスに運ばれたのは、揺りかごのような大きな籠に自然味いっぱいの食材がぎっしり。
黒トリュフのアクセントがきいた卵料理は、忘れられない味だ。
なかなか予約がとれないレストラン&オーベルジュ。
機会があれば違う季節に是非訪れてみたい。
※美食の旅:次のレストラン ” メゾンピック / Maison Pic “はこちらから
– Travel Designer 沼能 功