2020年6月11日
驚きとサプライズで過ごした“ラ メゾン デ ボア – マルク ヴェイラ”。
テラスでゆっくり朝食をとり、ロッジを取り囲む風景も存分楽しんだ後、“フランス・ガストロノミーの旅”を進める為に、さらに南下する。
⇒ラ メゾン デ ボア – マルク ヴェイラ” の訪問記はこちらから
グルノーブルでコーヒー・ブレーク、向かうはフランス東部、オーヴェルニュ=ローヌ=アルプの町・ヴァランス。
到着が少し早かったせいか、“まだお部屋の用意ができてないのでガーデンでシャンパンでもいかがですか?”と案内され、木陰でそよふく風を感じながら、なんとも気持ちの良い時間をすごしているうちに、レセプションからお部屋ができましたと声がかかる。
ホテルの部屋は、シンプルだがスペースは十分あるので快適だ。アメニティは、エルメスで統一されている。
ディナーまで時間を利用して街中を散策。子供たちのクッキングスクールも行っているメゾン・ピックショップをのぞいてみる。
キッチングッズを見ているだけでも、マダム・ピックの料理の世界が見えてくるようで楽しい時間がすごせた。
待ちに待ったディナータイム!
メゾン・ピックはこれで3度目。今回はどんな料理がでるのだろうか?このわくわく感がたまらない。
アミューズが運ばれてきた。いつもながらとても可愛い。そして自然を表現したもう一品のアミューズ。
続いて人参を使ったジュレに、ピューレとマリネを組み合わせた華やかな演出。
さらに蟹の前菜と続き、定番のグリーンピースとバターピーナッツで作られた緑鮮やかなチーズ入りのラビオリ。
メインに入る前にサプライズ! メートルから声をかけられ向かったのはキッチン。
なんとメインはシェフズ・テーブルでいかがですか?と、粋なもてなしを受けることに。
美味しいレストランはキッチンを見てすぐにわかる。これだけの料理を次々に作りあげていくのに、キッチンはとてもきれい。
これは世界中のレストランに共通することではないだろうか?
キッチンを見せ、その場で料理を楽しめるようにするには、準備段階から料理の仕上げまで全てに自信があるから成せる業。
マルク・ヴィエラとはまた違うマダム・ピックの世界を堪能して明日はプロバンスに向かう。
⇒美食の旅:次のレストラン” ル ・ カステレ ”の訪問記はこちらから
– Travel Designer 沼能 功