logo

竹芝から1時間半!島時間を満喫 伊豆大島旅行

2021年11月22日

竹芝から1時間半!島時間を満喫 伊豆大島旅行

 

伊豆大島へは竹芝から高速ジェット船で最短1時間30分、気軽に行ける伊豆七島のひとつです。ダイナミックな景色や島ならではのグルメも楽しめる、伊豆大島のおすすめスポットをご紹介します。

 

●椿まつり

伊豆大島では1月下旬~3月にかけて「椿まつり」が開催されます。この季節は島全体が赤く染まるといわれるほど。大島には国際優秀つばき園に認定された公園が3つあります。都立大島公園・椿園、椿花ガーデン、都立大島高校です。椿園では様々な品種の椿がわかりやすく育てられていて、椿花ガーデンは名前のごとく庭園のように散策を楽しめます。都立大島高校では高校生が大切に育てる椿を鑑賞。その他にも島のいたるところで椿の花が咲き誇り、一足早い春の訪れを感じられます。

 

 

●裏砂漠

伊豆大島らしい風景ともいえるのが裏砂漠。日本で唯一の「砂漠」です。どこまでも続く黒の世界に、ここは日本?と不思議な気持ちになります。歩くたびに、ジャリ、ジャリと聞こえる黒いスコリアを踏みしめる足音だけが響くほどの静寂さ。そびえたつ三原山と遠くに見える青い海、そして気持ちよさそうに翼を広げて飛ぶ鳥の姿。ここでしか見れない景色が広がっています。

 

伊豆大島 裏砂漠 伊豆大島 裏砂漠

 

●三原山ハイキング

もっと三原山を楽しむにはハイキングがおすすめです。山頂口展望台からのコースは山頂までゆっくり歩いて40分ほど。途中まではアスファルト舗装の道を進んでいけるので歩きやすいと人気のコースです。私がおすすめしたいのは、大島温泉ホテルから続く「温泉ホテルルート」です。再生の一本道と呼ばれるこのルートは、”砂漠2の風景から奇岩がそびえる”ジオ・ロックガーデン”、そして低い木が育ち始めた”いつか森になる道”を経て、緑豊かな”こもれびのトンネル”へと景色が変わっていきます。伊豆大島ジオパークの魅力を存分に満喫していただけるルートです。ホテルから裏砂漠・風の丘までは片道1時間ほど。高低差もそれほどないので、三原山の雄姿を眺めながら気持ちよくハイキングを楽しめます。

 

伊豆大島 三原山ハイキングコース 伊豆大島 三原山ハイキングコース

伊豆大島 三原山ハイキングコース 伊豆大島 三原山ハイキングコース

 

●筆島

一見、ただの岩のように見える筆島ですが、実は240万年から数十万年前ころに活動していた筆島火山の名残です。荒波に削られて今の形となりました。筆島は上の見晴台からみる姿と、海岸へ降りてみる姿とでは迫力が異なります。ぜひ海岸へでて迫力ある波と荒波に耐えてそびえる筆島を眺めてください。

 

伊豆大島 筆島 伊豆大島 筆島

 

●地層大切断面

その美しさから「バームクーヘン」とも呼ばれる地層大切断面は、伊豆大島の火山の噴火史を見ることができます1万5千年もの長い年月をかけて何層にもわたって降り積もった火山灰の堆積物。。高さ24メートル、長さ630メートルのスケールに圧倒されます。

 

伊豆大島 地層大切断面 伊豆大島 地層大切断面

 

●椿油

伊豆大島の産業のひとつである椿油は、ヘアオイルや食用油に使われてきており、最近では健康や美容にもよいと化粧用としても人気が高まっています。拾い集めた椿の実を圧搾して油分を取り出す、という昔ながらの製法を守り続けているのが元町港近くにある高田製油所です。ちょうど訪れたときは椿油を絞り始めるところでした。砕いた椿の実を軽く蒸して、圧搾機へ移すと湯気とともに椿のいい香りに包まれます。その後、ほどよい圧力がかかること2~3分。ゆっくりとつややかな黄金色の椿油が流れ出てきました。

約100年もの間動かし続けているという圧搾機は時代を感じます。一つ一つの行程を手作業で丁寧に作る高田製油所の椿油は伊豆大島さんのやぶ椿を100%使用。純度100%の天然椿油です。

お土産に、食用・化粧用・ミニボトルと三種類を購入。伊豆大島でお会いした方がつやつやした肌をされていて、その秘訣は椿油!とのことでしたのでさっそく試しています。

 

伊豆大島 椿油 高田製油所 伊豆大島 高田製油所 

伊豆大島 椿油 高田製油所 伊豆大島 椿油 高田製油所

伊豆大島 椿油 高田製油所 伊豆大島 椿油のお土産

 

●伊豆大島の花

椿の季節にはまだ早かったものの、早咲きの椿がちらほらと、そして見ごろとなっているサザンカをあちこちで見かけました。その他にも温暖な伊豆大島らしく、東京では見かけないような花々も。

 

伊豆大島 花 伊豆大島 花 伊豆大島 花 伊豆大島 花

 

●ノスタルジックな波浮の街

島の南部にある波浮は風情ある港町です。かつては多くの船が訪れ、小さな港町が漁船の乗組員や観光客などで賑わいをみせていました。情緒ある街並みは文豪もを魅了し、かの川端康成の「伊豆の踊子」に登場する踊り子のモデルとなった女性が踊っていたという旧港屋旅館は資料館として今も残っています。街歩きの途中にはたい焼きやコロッケ、薫り高いコーヒーも楽しめます。

 

伊豆大島 波浮 伊豆大島 波浮

伊豆大島 波浮 伊豆大島 伊豆の踊子の里資料館

 

●伊豆大島いろいろ

島をまわっているといろんなところで素敵な景色と出会います。不思議な泉津の切通し、三原山山頂近くの駐車場からの海、うっすらとしか見えなくても感動した富士山、のんびりとした大島の牛。ちょっとしたことに心躍るのはリラックスしているからなのかもしれません。そして地の魚を唐辛子の効いた甘辛いたれに漬けたべっこう丼や、べっこうと島の魚を楽しめる島丼、磯の香り漂う磯ラーメンに胃袋もしっかりつかまれてきました。

 

伊豆大島 町営牧場 伊豆大島 三原山山頂口展望台 伊豆大島 泉津の切通し 伊豆大島 椿園 伊豆大島 元町港 伊豆大島 海

伊豆大島 三原山 伊豆大島 磯ラーメン  伊豆大島 島丼 伊豆大島 べっこう丼

 

自宅に戻ったらさっそく椿油のアヒージョを。オリーブオイルのような強い香りはありませんが、その分素材の香りや味を楽しめ、さらっとしているので飽きることなくいろんな食材を楽しめました。残った油はパスタへ変身。伊豆大島の余韻をいつまでも楽しめます。

 

伊豆大島 椿油のアヒージョ 伊豆大島 椿油を使ったしらすとキャベツのパスタ