2024年10月15日
CAMI DE RONDA(カミ デ ロンダ)の起源は、海岸沿いの崖を通る小さな歩道でしたが、その後、市民警備隊が海岸を支配し、密輸を防止するために作られ、国境を管理するのに重要な役割を果たした時期もありました。しかし時代が流れるうちに、だんだんその重要性もなくなっていきました。
その後、この地を開発したジョゼップ・エンセサ・グベールによって完備され、現在は海岸沿いの素晴らしい景観を楽しみながらのウオーキング、ジョギングコースとして、また観光地やリゾートを結ぶハイキングコースとして、地元民や観光客にとても人気です。
「S‘AGARO」をコスタブラバの象徴的な場所の1つとして、また主要観光名所としの開発プロジェクトから、ちょうど100年目を迎えた2024年、ホテルのガーデンから続くこの小道には、各所にパネルが備えられ、ガゼボ(休憩するのちちょうど良い)や、銅像が建ち、地域のエピソードや歴史的な流れを知ることができます。
今回はこのルートを早朝ウオーキングしました。
ホテルから出発すると右に海を見ながら、半島の先端を回るように歩きます、
道は平たんでそこそこ整備されていて、歩きやすく、走りやすいです。
犬を連れて散歩する人にもすれ違いましたし、老夫婦や親子連れ、皆が大きなオレンジ色の太陽に輝く海を見ながら、ウオーキングやジョギングを楽しんでいました。
夕暮れ時はロマンチックな景観で、ハネムーナーの散策にもぴったりだと思います。
この日はコスタブラバで最も美しいスポットとして知られる小道、CAMI DE RONDA WALKING で、すがすがしい1日のスタートをきりました。
HOSTAL DE LA GAVINAから車で2,30分程度の内陸地にあります。
小さな町を通り過ぎて、ブドウ畑の舗装のない細~い道をはいっていくと(もちろん車は通れます)突然、モダンな建物が目に飛び込んできます。
この地は15世紀にはすでにブドウ畑であったそうで、18世紀には現在の農家が建てられ、近年いまのオーナーに移り、年々畑をひろげているようです。
ブドウの種類はシラー、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィンオン、プテイ・ヴェルド、メルロー、白はヴィオニエ、マルサンヌ、ルサーヌ、最近はグルナッシュも増えたとか。
山々に囲まれ、海をのぞむ南北向きのゆるやかな斜面に広がる豊かな土壌と地中海性気候により優れたワインを作り出しています。
ワインツーリズム体験では、ブドウ畑のどこでどのようなブドウを栽培し、そこからどのようなワインが作られるか、その土壌や歴史などの説明を受け、工場内見学やティーステイングができます。もちろん予約制ですが、リーズナブルな価格です。お子様がいても事前に連絡すれば問題ありません。
購入もできますし、ネット販売もしているようです。
試飲して好みのワインを買って、ホテルで飲むのも良いですし、お土産にするのも良いかと思います。
日本には入っていないワインです。