リージェンシーグループ株式会社 : Regency Group Inc.

「上質の旅」…リージェンシー・グループのトラベルアレンジャーへ

TRAVEL REPORTトラベルレポート

濃縮トルコ7日間還暦ツアー

旅行期間:6月17日~23日

元気に仕事を続けて無事に還暦を迎え、まだまだ働く私たち二人。たまには家族を置いて、熟女二人旅のご褒美をもらおうと企画したトルコ旅行です。休める期間が短いのに、イスタンブールだけでは物足りないと、無理な注文。結果、仕事をした夜に成田を出発、帰国日は朝到着でしたが、午後には仕事をしているという現地滞在丸4日の弾丸ツアーになりました。でもリージェンシー様より提案されたカッパドキアとイスタンブールだけにしぼった日程が大正解。ぎゅっと濃縮された充実の旅を楽しむことができました。 普段はヨーロッパ志向の彼女、アジアの島旅志向の私。そんな二人が選んだトルコは、まさにヨーロッパとアジアが交差し融合するエキゾチックな国でした。トルコ航空機は早朝イスタンブールに着きますが、そのまま空路でカッパドキアへ。機内で隣席だった10日間パックツアーのシニア(同世代)の人に「えーっ、国内線にも乗るの?」と驚かれましたが、私たちには長時間のバス旅の余裕はありません

奇岩に覆われた悠久の大地カッパドキア

世界遺産カッパドキアは地名ではなくて地域の総称です。カイセリ空港で日本語ガイドさん付きの専用車にピックアップしてもらい、1時間ほどでカッパドキアに到着。キノコに見える奇岩群は、数千年前に火山が何度も噴火して火山灰と溶岩が繰り返し堆積したものが、また何千年もかけて柔らかい部分だけが雨で浸食されて出来たものだそう。ラクダやゴリラに見える岩もありますが、ともかく全景がすごい。悠久の大地という感じです。地上だけでなく、岩を掘り進んだ地下都市の規模にもびっくり。ビザンチン帝国下でキリスト教徒のコミュニティが成立したものの9世紀頃からイスラム勢力が強まり、その脅威から逃れるために岩窟教会や地下都市が造られたのだそうです。その一つカイマクルは地下8階構造の地下都市で、約5,000人が隠れ住んでいたとか。居室、台所、食糧庫、ワインセラー、教会などの痕跡が残っていました。
奇岩大地のところどころに小さな町が点在しています。私たちが泊まったのはウチヒサール(尖った要塞という意味)という町でしたが、ここはカッパドキア一帯で最も高い位置にあり、眺めが抜群でした。夜、ホテルでハマム(垢すり付きトルコ蒸し風呂)を体験。大理石の大テーブルの上に裸で寝転がっていると女性(ケセジ)が、全身垢スリ、全身泡マッサージ、シャンプーをしてくれました。この日は野外博物館や地下都市など高低差の大きい場所を上ったり下りたりで足がぱんぱんだったのですが、見事に生き返りました。 翌朝は楽しみにしていたバルーンツアー。驚いたのはホテルお迎えが3:50と非常に早かったことと、気球の着陸方法の説明です。籠を横倒しにして止めるからと、着陸姿勢の練習をさせられました(ひぇ~)。実際には風がなくて垂直に降りられたのですが…。マイクロバスで平坦な奇岩台地に移動、気球を膨らませるところから見学し、1時間強の空中散歩へ。途中で朝日が昇ってきました。前日地上で見た奇岩群を空から眺めると、改めてその広大さと数千年の時間の流れに圧倒されます。私たちの60年の人生のなんとちっぽけなことか。でも、着陸後その場で開かれたシャンパンパーティは、ここまでよく頑張ってきたねというエールだと受け止めました。雨や風の強さによって中止になることもあるバルーンツアーですが、これとハマムはカッパドキアに来たら欠かせないイベントです。

世界史の中心だったイスタンブール

再び空路でイスタンブールへ。ここでの2日半のうち、初日と2日目は日本語ガイドさんと専用車のお世話になり、3日目はフリータイムで楽しみました。ボスポラス海峡を境に右岸がアジア大陸、左岸がヨーロッパ大陸、海峡の先は黒海。市内に食い込んでいる金角湾を境に南側は世界遺産の歴史地区が広がる旧市街、北側は高層ビルが立ち並び、東京の銀座通りに当たるイスティクラル通りのある新市街。イスタンブールは東西、新旧が混じり合う不思議な魅力を湛えた街です。 ブルー・モスク、アヤソフィア、トプカプ宮殿とハレム、水の地下宮殿、ドルマバフチェ宮殿、グランドバザール、エジプシャン・バザールと見どころいっぱい。海風に吹かれながらのボスポラス海峡クルーズも忘れられません。トプカプ宮殿の宝物殿の展示品をはじめ、これら歴史のある建造物を見ると、ビザンチン帝国、オスマン帝国とイスタンブールが世界の中心地であった栄華の時代を実感できます。そのことをトルコの人たちは今でもとても誇りに思っているのですね。今は経済停滞に悩むトルコですが、「この宝物一つ売れば、国の経済は立ち直るでしょうが、誰もそんなことは考えません」というガイドさんの言葉が印象的でした。
宿泊はちょっと贅沢をして5つ星の「フォー・シーズンズ・アット・ザ・ボスポラス」。イスタンブールにはフォー・シーズンズが2軒あって、一つは旧市街の街中、こちらは新市街のボスポラス海峡に面した離宮を改装したホテルです。天井は高く、内装もアメニティもゴージャス! 夏はメインレストランがテラスに設えられ、目の前の海を行き来するクルーズ船と対岸のアジア地区の景観を眺めながらの食事は解放感たっぷりでした。ここでも、味をしめたハマムに入り、併設の屋内プールで泳いできました。もちろんプールは屋外にもあります。旧市街から離れているので足の便がどうかと心配でしたが、ここからはオルタキョイが近く、車で5分(徒歩でも20分)で夜の散策に出掛けられたのは想定外の喜び。オルタキョイ名物のクンピール(巨大なベイクドポテトにお好みで数種類のトッピングをする)を食べ、たまたまラマダン月だったので、日暮れ後の食事に出てきた住民たちに混ざってジャミイが設営した野外劇場の出し物を見物してきました。

トルコ料理は世界三大料理の一つ

トルコ料理が、フランス料理、中国料理と並んで世界三大料理の一つだなんて、行くまで知りませんでした。トルコではもともと中央アジアの遊牧民の食文化をルーツに素朴な食事だったところへ、オスマン帝国の領土拡張とともに中国、アラブ、ヨーロッパの食文化が交わり、宮廷料理として洗練されて今日に至っているのだそうです。「フォー・シーズンズ・アット・ザ・ボスポラス」の近くにあるホテル「チュラーン・パレス・ケンピンスキー」では、本格トルコ宮廷料理が食べられるとか。それなりのお値段のようですが、今度は予約して来てみたいと思いました。宮廷料理ではなくとも、イスタンブールの食はどれも美味。ケバブや、ピデ(ピザ)の中に入っている羊肉はスパイスが効いていて、日本では羊肉を敬遠しがちな私にもとてもおいしく感じられました。ピデもそうですが、薄焼きパン(ユフカ)、コッペパン(エキメッキ)、お好み焼き(ギョズレメ)など小麦粉を使ったバリエーションに富んでいて全部おいしい。海があるから地中海風海鮮料理もおいしい。イスラムの人はお酒を飲まないので、男性でも喫茶店でケーキを食べるからトルコ菓子も豊富。カダユフはちょっと甘すぎましたが、フルン・ストゥラッチは絶品でした。昼間はチャイ、夜はトルコのビール「EFES」を楽しみました
短かったけど至福の旅。隣国シリアの紛争の影響が心配されましたが、まったく安全でした。ベテランの良いガイドさんを手配してもらえると、史跡でも入場券を求める長蛇の列を尻目にスッと入場できたり、空港エスコートを頼むと手荷物検査を待たずに入れたりと、“ちょっと贅沢”の良さも満喫しました。素敵なプランニング、ありがとうございました。