リージェンシーグループ株式会社 : Regency Group Inc.

「上質の旅」…リージェンシー・グループのトラベルアレンジャーへ

TRAVEL REPORTトラベルレポート

サルデーニャへ行こう

旅行期間:9月15日~

サルデーニャへはフェリーで

「レストランに朝食の準備が整いました」船内に響きわたるアナウンスで目が覚めました。ローマ西北にあるチビタベッキア港を出発して8時間、オルビア港への到着は間近です。ティレニア汽船のキャビンは、想像していたよりも広く快適で、空旅の疲れを癒すには十分でした。さて、飛び起きてデッキへ急ぐと、朝もやの先にはオルビア港が!
いよいよあこがれのサルデーニャ島に上陸です。港は、沢山の車と久し振りの再会を喜ぶ人々でいっぱいでした。
「Buon giorno!」爽やかな笑顔の運転手さんと握手をして、車に乗り込みました。車は、くねくねの山道をビュンビュン進みます。車窓からは、サボテン、白い花、岩、そしてまた岩が繰り返し目に飛び込んできます。港を出発して1時間ほど、峠をいくつか越えた頃『ヴァッレ・デ・レリカ』の看板が見えました。「ついにホテルだ!」 ワクワクしながらデコボコ道を5分ほど進み、坂道を登りきったところにホテルの門がありました。 運転手さんに別れを告げ、ホテルのフロントまで向かう電気カートに乗り換えると、朝のやわらかな光に照らされてキラキラ輝く海がどこまでも広がって見えました。
フロントで親切にホテルの説明を受けた後は、静かに凪いている海を眺めながらの朝食。ほんのり甘いカプチーノ、オレンジ色の海、顔に感じるやさしい陽光…。表現する言葉が見つからないくらいの美しい朝でした。

サンタ・テレーザ・ディ・ガッルーラのメルカート

「木曜日はメルカートが出ているよ」という電気カートのおじさんの言葉を思い出し、チェックインの時間までサンタ・テレーザ・ディ・ガッルーラの街へ行ってみることにしました。 街までは、ホテルの乗り合いタクシーで約10分、往復10ユーロ/人です。 タクシーは、街の中心を目指して急坂をぐんぐん上り、『CENTRO』の標識前で停車しました。早速、レモンのグラニータを片手に、ジリジリの太陽に照らされながらメルカートを目指します。地元の方に混じって「何か良い物はないかな?」とお店を巡り、花柄のスカートを手に入れました。イタリアのメルカートらしく、色とりどりの野菜、チーズやハムを並べているお店もあり、思いがけず楽しい時間を過ごすことができました。

地中海の休日

お世話になった『ヴァッレ・デ・レリカ』は広い敷地内に薄いピンク色のヴィラが点在し、解放感にあふれる素晴らしいホテルでした。お部屋はパステルグリーンと白のファブリックで爽やかにまとめられ、バルコニーに出れば、美しい朝陽も青い海も独り占めできる最高のロケーションです。
「ここも、ミラノやローマと同じイタリアなのだよな…」と不思議な気持ちに浸りながらシャワーを浴びていると…突然シャワーのお湯が出なくなり…頭から冷たい水を浴びながら「ここは間違いなくイタリアだ」と実感しました。
ホテルの敷地内にはプールと小さなビーチがいくつかあります。朝食をいただくレストランから眼下にパラソルが見えたので、まずはそこを目指すことにしました。50メートルほどのクネクネ道を歩き、探検気分で木々のトンネルをくぐり抜けると、目の前に白砂のビーチが現れます。「Ciao!」ビーチ脇のバールスタッフに挨拶をして、きれいに並んでいるビーチベッドに横になりました。肌を刺すような強い日差しもパラソルを通り抜けるとやわらかに感じます。
目をつぶると、かすかに聞こえるのは波の音と風の音、そして小ちゃな女の子がお母さんにイタリア語を教えてもらっている可愛らしい声だけです。 目の前には透明で静かな地中海が広がり、青い空と心地よい風を全身で感じながらの昼寝。「サルデーニャ島に来て本当に良かった」などと考えながら、また眠っていました。

『食』は旅のお楽しみ

午後7時頃になると少しずつ日が暮れて、空が黄昏てきます。プールの周りには明かりが灯り、徐々に暗くなっていく海を見ながらいただく食事はとてもロマンチックです。 ビュッフェコーナーには、前菜からメインまで魚介類を中心にカラフルな料理が美しく並びます。「これも美味しいですよ」、「この魚は近くで獲れた魚です」、「ぜひお召し上がりください」とスタッフが優しく声を掛けてくれました。ドルチェコーナーには、苺のタルト、チョコレートケーキ、山盛りジェラートそしてティラミス。どれも美味しく、ついつい食べ過ぎてしまう3日間でした。 「明日は、ここを発つ日だね」 毎日お腹がはち切れるくらい食べた美味しい料理たちともお別れです。

アルゲーロへ向けて出発

「トントン」ノックの音。フロントへ向かう電気カートが迎えに来ました。幸せな地中海の休日もいよいよ終わりです。全て現実なのだけれど、夢のようにも感じられた3日間は、あっという間に過ぎていきました。「Arrivederci Ciao!」ホテルに別れを告げ、迎えの車でアルゲーロに向けて出発です。 海岸線の道、窓の外には美しいエメラルド色の地中海、ロードバイクが車の横をビュンビュン駆け抜けます。車はサッサリの街を順調に通過し、2時間ほどでアルゲーロに着きました。アルゲーロでの目的は2つ。『ネプチューンの洞窟』と『Bottarga(カラスミ)のパスタ』です。
まずはアルゲーロ駅に大きな荷物を預け、急いで港へ向かいました。出航間際の船に駆け足で乗せてもらい、ネプチューンの洞窟を目指して出発です。船には、20人ほどの観光客と4人の船員さんが乗っています。想像していたよりも前後に激しく揺れながら、力強く進みます。1時間ほどすると断崖の岩場にポッコリ開いた穴が現れました。ここからが、船員さんの腕の見せどころ。船はエンジンをかけたまま岩場の穴に近づいて、観光客が安全に鍾乳洞の入口に渡れるよう橋をかけてくれるのです。「待って、待って。今だ!」という合図に合わせて、船から鍾乳洞の入口へ素早く渡ります。鍾乳洞の内部は、とても涼しくて幻想的でした。  

アルゲーロの港に戻り、「カラスミ、カラスミ…」とつぶやきながらリストランテを探して歩いていると、港と反対側の海岸付近で『il Pavone』というお店が目に入りました。お店に入ると「もうすぐ昼の営業は終わりだから、大急ぎで食べてくれ」と言われたので、迷わず『Bottargaのパスタ』をお願いしました。「危ない、危なかった…」ここまで来てカラスミを食べずに帰るわけには行きません。大急ぎで出てきたパスタをこれまた大急ぎでたいらげました。 海と城壁の街アルゲーロ。もっとゆっくり滞在して、街中の塔を見たりビーチでのんびり海水浴をしてみたくなるような小さくて素敵な街でした。

サルデーニャの旅を終えて

いつかはサルデーニャ島に行ってみたい――」 まさか、その『いつか』がこんなに早く訪れるとは思ってもいませんでした。あこがれのサルデーニャ島は想像通りに美しく、イタリアと海が大好きな私にとって、特別な場所となりました。 今回の旅でお世話になったリージェンシー・グループの沼能さん、JITRAの大島さん、サルデーニャ島出身のGiorgio先生、そして一緒に旅してくれた夫に心から感謝しています。 「Grazie mille!ありがとうございました。」